今日は寒い、寒すぎる、ご愁傷様。
と言うことで今日も野方で稽古。
今日は音響をやってくれる柴崎(バイオレット)真人と
舞台監督をやってくれる渡部(そういうキャラだっけ?)裕樹が稽古場にやってくる。
誰かが稽古場にやってくる事が初めてなので妙な気分。
基本的に恥ずかしがりなので困った、だが仕方がない。
アゴネス(そんなに出てませんよ)裕樹は一時間遅れると言うことで
柴ちゃんと音響の打ち合わせ。
台本を渡し細部までチェック。
実際柴ちゃんが持ってきた音を聞いたりなんかしてるうちに
渡部(冬はフサフサ)裕樹が到着。
舞台の説明、3分で終了。
じゃあ、やるかと言うことで稽古開始。
と、同時に何故か稽古場内はかしこまった雰囲気に。
…そんなに真剣に見ないでよ…
と正直思ったが続ける。
イカン、緊張してきた。
自慢じゃないが俺は本番で緊張したことがない。
完全に開き直っちゃえるから緊張はしないのだ。
だが、この場ではそうはいかない。なんせここは稽古場だ、
そして俺は人の子だ。
恥ずかしさの極致!
そして台詞をかみまくる!
この悪循環!
何度も「出てってくれ!」と言いたくなったが我慢する。
なので早々と稽古をうち切り居酒屋へ。
しかし疲れた…クタクタだ。
なのに柴ちゃん意味不明なことを喋り倒す。
江見が途中でやって来た、何故だ。
今日は雨だ。
ざまあみろ、と言うわけでドリルちゃんは雨の中野方でお稽古。
声を出して動き回ってみる。
開始5分ですでに汗が滝のように…イカン…
外はもの凄く寒い(ざまあみろ)のだが俺の体温はめきめき上昇。
買ったばかりのシャツ(長袖)はもう既にお釈迦になる一歩手前である。
その上野方の稽古場は壁が薄い!ので声が聞こえやしないかと微妙にびびりながら
(例えるなら安アパートでの性行為を隣の住人に知られたくない気分)稽古続行。
ドアには小さな窓ガラスがついているのだが、
そこから自分の姿が見られないように気を使いながら部屋の端っこでの
こぢんまりとした稽古は続く。
家で文字の羅列(台本)を漠然と眺めていると
「おもしれえのかなあ?これ…」
と不安になってくるのだが実際声に出してみると
「ふむ…まあまあかな」
ってな気分になってくるから不思議である。
実際どうか分かりませんけどね。
そうして稽古を続けていると、何か視線を感じる…
稽古場は俺一人なのでおかしいなあ…と思い、ふとドアの方を振り返ってみる。
するとそこには空手着を着た子供達(4人ぐらい)が
小さな窓ガラスからこっちの様子をうかがっているではないか!
俺の声はやはり外に筒抜けで、
どっかの部屋で空手のレッスンをしていた子供達の耳にはいってしまったのだ!
文字通りの小さな訪問者に俺は愕然とし、急に恥ずかしくなり、
そしてむかついた、
のだが何も出来ずにそいつらから見えないように更に部屋の端っこへと移動する俺。
奴らも奴らで移動する。
ああ!何だ!何だこのやろ!
薄ら笑いを浮かべながら奴らは俺を凝視しつづける。
なので俺はいい加減頭に来てドアを開けそいつらにこう言った。
「頼むから、そっとしておいてくれ!」
俺はノートパソコンを開き、台本の手直しをする。
だって声出すと、あいつらまた来ちゃうんだもん。
稽古場は10時までなのだが参っちゃったので9時に終了。
電車に乗っていると小川(冷凍イカ)淳弥から電話があった。
「…稽古場誰も居ないんですけど今日はもう解散ですか」
今日は照明担当淳弥が来る日だった。
今日は朝まで台本の手直し。
そして午後1:30起床。
眠い目をこすり食卓に向かうと母ちゃんが泣いている。
なんて事はない、テレビを見て泣いていた。
そしてその10分後、はるちゃん5を見て俺も泣く。
頑張れ植木屋。
ワキワキワキワキワキダセー郷ひろみの歌が頭の中を回る。
そのまま母ちゃんと仲良くいい年してデパートへ服を買いに行く。
母ちゃんはロト6にはまっているらしく、宝くじ売場の前で頭を悩ませている。
俺も参加。
21日には1億円が俺の手元にある(予定)
その後八田君なんかに送る梨を物色しに農家へ向かう。
が、特産品新高梨はもうちょっと後にならないと収穫できないとのこと。
一応予約して農家を後にする。
車で通っていた高校の前を通る。
女子高生のスカートが…短い。
なんて事だ…俺の時には短い女の子なんて学年に2人くらいいれば良い方だったのに…
そして悲しいことに明らかに学生のガラが悪くなっている。
気を取り直し稽古開始。
夜になり、ふと台本を変更しようか頭を悩ませる。
あと一週間しかない。
しかし俺は思ったら止まらない性分なので新しい話を書き出す。
朝の6時まで書く。
しかし辞めた。
何なんだ、俺は。
報われない努力の中に何かが埋まっていることを信じて床につく。
が、頭が痛く眠れない。
脳内の栄養が無くなった為だ。
ウンウン唸っていると居間の方で夫婦の会話が聞こえてくる。
父ちゃんが今日麻雀をやって来ると言い、母ちゃんがそれに難色を示しているようだ。
その喧噪の中、やっとこ眠りにつく。
今日は昨日八田君とアゴネス裕樹と飲んだくれたお陰で遅れている稽古を
頑張らなくては!と思いつつも実家でのんびりムード最高潮。
昼間からビデオに録画しておいたWWF「ロウイズウォー」を観る。
みなさんはロックって知ってますか?
俺は常々思うのだがロックと猪木は似ている。
いや、顔じゃなくて何て言うか男が惚れるような色気がある。
カリスマというかなんというか。
そして何よりロックはバンプ(受け身)が上手い!上手すぎる!
プロレスは基本として技の受けありきだから、相手の技に対してのムーブが美しい奴が俺は好きだ。
下手なバンプを取る奴は嫌いなのである、だって鈍くさく見えちゃうんだもん、技をかけてる方が。
ライノ(獣人)が「ゴア」(タックル)をロックに炸裂させた。
ロックは何と一回転!その瞬間俺は「ワホー!」と叫んでいた。
猪木の言葉にこんな名言がある。
相手の力を9まで引き出しておいて、10の力で勝つ!
これを風車の理論、といいます。みんな覚えておくように。
バンプが上手いのは、昔で言えばリックフレアーとかバンバンビガロ、
リックルードも上手かった、
日本人で言えば膝が悪くなる前の武藤、蝶野、最近では天山か。
天山嫌いだけど。
上手いバンプの基本はあくまでもわざとらしくなく。
自分の痛みを会場の最後尾まで伝えるような芸術品。
ちなみに小橋とか三沢とか全日(ノア)の人達のバンプは基本外。
あれは凄すぎて芸術的なバンプとは言えません。
バンプを否定したバーリトゥードの試合(プライドとか)は、それはそれで面白い。
難しく、奥が深いところですな。
と、そんな事を考えながら稽古をキチッとやりました。
今日は稽古場の予約をするため井草へ。
さくっと取ってその後八田君と待ち合わせのため中野へ行く。
5時半待ち合わせだったのだが時計を見ると間に合いそうにない。
なのでリッチにゴージャスにタクシーで移動する事にする。
そうして拾ったタクシーは…何か車内が暑い!暑すぎる!
申し訳程度に窓がちょこっと開いてるだけ。
運転手を見ると初老…いや、完全なるご老体!
しかしおやっさん、
一車線なのにちょっとでも遅い車が前にいると抜いちゃうの。
東京のど真ん中でスリル満点ど根性。
と言うわけで待ち合わせ時間に10分遅れた位で中野に到着。
5時40分から10時30まで飲みました。
なので稽古は無し!原稿料、というか著作権料、2時間で消えた。
思い切って最初のシーンから書き直し。
とは言っても全部ではなくチョコチョコと。集中だ。
ドリルTシャツのデザインをする、するとパソコンが途中でフリーズ。
一瞬全てのやる気が無くなるが
スカパーでやってた「ジャッキーチェンのスタント」って番組を見てやる気が復活(少し)
Tシャツデザイン完了。
ドリルチョコレートに来た人全てに渡すグッズの内容決定。
当日まで秘密にするが、前にもやった事があるのでばれるかも。
と言うかその頃は一回20人ぐらいしか入らなかったので
知ってる奴の方が少ないだろう。
明日は井草に稽古場を取りに行く。
あそこの稽古場は工芸室なので寝転がると体中に木の粉がつく。
でも好きだ。静かだから。
今日は台本のチェック、不備のある点や書き直しが必要な所を直す。
その後MCRのミーティングへ。
本番前の稽古場を予約する、運良く取れたので良かった。
あとは動いて体になじませるのである。
気づけばあと2週間きっているんですな。
今週の競馬も出来そうにない、不遇だ。
今日は野方で稽古。
台本はまだ全部終わってはいないがとりあえず出来ているところまで動いてみる。
勿論一人だ、一人っきりだ。
とりあえず自分に言い聞かせ動き出す。
すると何故だか調子がいい。
しかしそのうち頭の奧が痛み出す、目の奧も痛い。
誰も「ハイ、そこまで」と言ってくれないので止めようがない。
汗が出る、こめかみがズキズキと痛み出す、頭の奧が痺れてくる。
あきらかにフグを間違えて食ってしまったかのような症状だ。
2回ほどそれでも動いて稽古を辞める、というか限界だ。
コレはマズイ、と言うことでその後酒で消毒。
疲れた。
今日は実況パワフルプロ野球を買ってしまったので稽古は無し。
以上
今日も台本を書いています。
一旦書いたところを戻って書き直したりしているのでなかなか進みませんが、
もうそろそろ終わりそうです。
普段は一本台本を書くと60ページ程になるのですが、
一人でやる場合15ページ程で終わります。
その分文字の密度は濃いのであんまり変わりませんけど。
書きながら相変わらず声に出してみます。
書く時間は大抵深夜だったりするのであんまり大声は出せませんが、
いちいち声に出します。
身振り手振りも交えます。
暗い部屋で僕はウニョウニョ動きます、頭の中でバタバタ動いています。
これを読んでいる人の中には
「大丈夫なの?あんまり時間無いよ」と思っている人もいるかも知れません。
でも大丈夫です、いつものペースです。
本番までにキッチリ仕上げればいいのです。
それじゃまずいよ!
早く台本書いて渡してくれないと困るよ!
という音響と照明と舞台監督の声が聞こえてきそうですが。
さて、今日の稽古日記ですがその前に。
今日京成杯オータムハンデという重賞レースでゼンノエルシドという馬が勝ちました。
その馬のデビュー戦を府中の競馬場で見ていた僕は感慨にふけってしまいました。
デビュー戦で馬っけを出しながら(要するにオティンティンが大きくなってしまっていること)
圧勝したゼンノエルシドを見て、化け物かあの馬は…と思ったのを覚えています。
あれからもう何年たったでしょうか。
時が過ぎるのは早いですな。
さてさて今日のドリルちゃん、
馬っけを出すこともなく大人しく家で台本を書いていました。
いや、嘘です。
書きませんでした、ずーっとダラダラしてました。
心を落ち着かせること、それもまた稽古なのです。
今日は相変わらず台本を書いた。
書いては戻り、戻っては書き。
そしてふとカレンダーを見たらなんと!
今日から秋競馬(中山 阪神)が始まるではないか!
俺は愕然とした…
そういえば最近何だかんだと忙しく競馬をやっていなかった…
そういえば橋本もいつの間にか猪木さんに嫌われていたみたい。
何でだかは良く知らないがいつの間にかそうなっていた。
そんな事を思いつつ台本を俺は書き、
合間にゲーム(PS2)をやり、飯を食うことすら忘れていた。
そんな感じだ、今日は。
今日は昼過ぎまで寝てしまったので、台本が書けなかった。
なのでやっぱり稽古場で台本を書くことにした。
今日は一人だ、よし!と踏ん張り俺はノートパソコンを開いた。
やはり画面は真っ白だ。稽古場で俺は寒々と文字を打ち込んでいった。
正直どんな話にしようか決まっていなかったが、以外にあっさり書き出し始められた。
稽古場なのでたまに打ち込みながら声に出してみる。
「ベルベーット!」
空手着を着た子供が部屋をのぞき込む。
俺はニヤリと笑い、文字をカタカタカタカタする。
書きながら俺は思った。
…まずい、音響と照明のきっかけが多い…
そう、今まで一人芝居は毎回一人で稽古してきた。
照明とか音響とかあんまり凝らなかったので、スタッフには本番前日に台本を渡し、
きっかけを教える程度で良かったのだ。
しかし今回は多分、いや絶対稽古を見に来て貰わなければいけないほどキッカケが多いのだ。
…恥ずかしいな。
そう思ったがしょうがない、この設定のまま続行することにした。
細かい内容は言えないが、舞台を半分ずつ仕切ることにした。
半分が楽屋、半分がステージという設定だ。
ステージ上で喋る台詞のテンションが高い。高すぎる。
コレやるのか…今から汗が出るようだ。
稽古場での台本作業は続き、いつものように頭の奧が痛くなってきた。
脳内の栄養が無くなってきたのだ。
あと19日。台本は順調に進んだ。
今日から稽古が始まった。のんびりしてますなあって思うかもしれないが
ハッキリ言ってのんびりしてます。
今回は一人なので楽にやっていこうと思っているからだ。
しかし、稽古場に着いた俺は正直ビックリした。
何と台本が1ページも書けていなかったからだ!
知ってましたけど。
自分が書くので。
稽古場には江見がいた。
何故江見が!?
と俺は思ったがしょうがない。
江見は稽古場を取ってくれているので今日は書類を俺に引き渡すため稽古場に来ていたのだ。
俺は稽古場に着くとノートパソコンを開いた。
台本を書くためだ。
画面は真っ白だ。
その白い画面に向かって俺は文字を次々に書き込んで、いこうと思っていたのだが
江見と喋ってしまった。
俺は一人芝居の稽古をするときには原則として独りぼっちで稽古をする。
理由は恥ずかしいからだ。
しかし微妙に寂しくなったりもする、理由は俺が寂しがり屋だからだ。
なので俺は江見と喋った。
まだ大丈夫、台本は出来てないけどあと20日ある。
今からここで台本書くけどあと30分ぐらいなら。
と、そこへ八田社長登場。
俺は身につまされる話を聞いた。
そしてノートパソコンをパタリと閉めて居酒屋へ向かった。
あと20日ある。
大丈夫。