MCRに関する基礎情報です。
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MCRは1994年に脚本・演出の櫻井智也(ドリル)を中心として、
当時同じ演劇の専門学校に通っていた数人により結成されました。
コンスタントに年2~4本の本公演を重ね、本公演22回を数えます。
また、本公演以外でも主宰ドリルによるプロデュースユニット「ドリルチョコレート」公演、
第13回ガーディアン・ガーデン演劇フェスティバルの最終予選会出場、
各種企画公演への出演等を本公演の間に積極的に行っており、
それらを総合すると年に2~5本、計40余公演を上演しております。
笑えることを笑えるように
MCRの公演に欠かせない要素、それは「笑い」です。
「笑い」は、もちろん絶妙な間と間隔でお客様に提供され、笑っている事を忘れてしまうほど笑えます。
しかし、「笑い」はただ笑えるだけではありません。
「笑い」を潤滑油とする事により、2時間にわたる物語においてお客様に集中していただき、
よりスムーズに、ストレスなく物語を追って頂くことが可能となります。
笑っている間にMCRの物語に引き込まれ、疲れるはずの時間帯にも、笑いによるスムーズな導入があり、
適度に集中力が高められているために、物語の終幕まで楽しんで頂けるのです。
もちろん高い水準で「笑い」を維持しつつ、ただ「笑わせる」ことだけではなく、
より物語へ観客の皆様を誘うための「潤滑油」としての機能を持ち合わせる、
それがMCRの「笑い」です。
物語は些細な日常の中にこそ潜んでいる
笑えることをベースとしつつ、MCRの「物語」はしっかりと構築されています。
ただ、その「物語」は、突飛な事件が発生したり、道徳に訴えかけるような陰惨な事柄があったり、
日常から乖離したファンタジーな世界が繰り広げられるわけではありません。
むしろその逆で、より日常の中で誰もが経験したことのある様々な要素を、舞台上で構成していきます。
お客様は、身近な事から発生する感情をすぐに共有する事ができ、
ある意味「非日常」の象徴でもある舞台の中の「物語」を、より深く理解して行くことが可能なのです。
これは、作家である櫻井智也が、
「同じ席に着く事」
「同じ空間で共有できる言語を持つという事」
「舞台上で起こる出来事全てが共通の感覚で進んでいくという事」
にこだわって「物語」を組み立てていることに由来します。
もちろん、それら日常に溢れる物語をそのまま舞台上で展開しても、お客様の意識は散漫になり、
ただ何も無い毎日を舞台上に載せてしまうことと大差がありません。
日常に溢れる様々な「物語」の要素を、櫻井独特の感覚で角度を変え、
意外な方向からその要素を感じて頂くことにより、
非日常である舞台と「物語」は融合し、お客様を引き込む魅力を生み出すのです。
この2つのテーマを中心に、MCRの公演はお客様に提供されます。
年に2~3本の新作を提供し続ける小劇場界では、その公演のレベルを維持する事は大変難しい事です。
増してや、より面白く、よりお客様から満足して頂ける公演を提供し続けていく事はさらに困難かも知れません。
しかし、MCRはその困難な命題に確実に応えています。
お客様がご来場頂くたびに「今まで見た公演の中で一番面白かった」とアンケートに書いて頂いている事実は、
MCRの飽くなき挑戦に対する大いなる力となっています。
そこそこ面白い公演ではなく、
今までで一番面白い公演を提供するため。
MCRが提供するエンターテイメントをお客様の目でお確かめ下さい。
MCR/ドリルチョコレートからのお知らせは、下記事務所窓口よりお送りしております。
また、MCR/ドリルチョコレート宛てにご郵送頂く場合には、下記窓口までお願い致します。
〒155-0033
東京都世田谷区代田5-5-2-109
gekimcr@gmail.com