History
EXPO03A
MCR特別公演
「MCR EXPO'03A」-SpaceFlyingTigerDrop-

新宿シアターブラッツ

2003年11月21日(金)~26日(水)
9ステージ

※MCR/ドリルチョコレートの過去作品から3作品を厳選しての再演公演。

A.st>「ガラクタ」
B.st>「サイレントサンデー」
C.st>「ブラックマスタード」
※楽日は「ガラクタスペシャル」

▼CAST
A.st>「ガラクタ」
櫻井智也 江見昭嘉 北島広貴 上田房子 おがわじゅんや
渡部裕樹 福井喜朗 伊達香苗 ゴン・N・ザレス(劇団コーヒー牛乳)

B.st>「サイレントサンデー」
渡部裕樹 福井喜朗 中川智明 宮本拓也bird's-eye view
laila.g.g ゴン・N・ザレス(劇団コーヒー牛乳) 三瓶大介ククルカン

C.st>「ブラックマスタード」
櫻井智也 江見昭嘉 北島広貴 上田房子 おがわじゅんや
師走徒夢(MR.) 小野紀亮 黒岩三佳 小田切久かわずおとし) 篠崎祐樹 三瓶大介ククルカン

▼STAFF
作・演出◇ドリル
舞台監督・美術◇NAVE(O2D)
照明◇岡野文寛(M Light)
音響◇平井隆史(末広寿司)
衣装◇Fu-votion
衣装製作◇たにしこけし&バンビ
映像◇上山智之
小道具◇鬼畜人材派遣
イラスト◇中野嘉美
制作協力◇蓑輪京子
制作◇八田雄一朗
企画・製作◇MCR

▼Special Thanx!!!
ククルカン 劇団コーヒー牛乳 bird's-eye view ヨシロー冒険団 MR. かわずおとし 音光堂 ハグハグ共和国 国民デパリ
BACKSTAGE 小松麗(美術協力) バンビ青木 たにしこにし(岡戸改め)  さくら(ハグハグ共和国) 岡由佳子 星野理絵 榎本千草
鬼畜人材派遣   (敬称略・順不同)

▼STORY
A.st「ガラクタ」
「涙が出るから笑うんだ。」
商店街のはじっこにあるリサイクルショップ「ガラクタ屋」。
その名に恥じぬ、商品にならないようなガラクタが散在している店は今日も暇。店員を雇う余裕など無いはずなのに、
働きたくないばっかりにアルバイトを借金で雇っている店長は今日も店内で競馬新聞を眺めている。
そんなある日、店長と同じ孤児院出身の渡部という男が引き取り手のない孤児を引き連れやってきて店長に預かるように命令する。
更には店長に愛想を尽かして出て行ったはずの奥さんが記憶を無くした状態でガラクタ屋に連れてこられたりして、
内情は嵐吹きすさびながらも穏やかに暮らしていた店長の生活が徐々に歪みはじめる。
ふとした弾みで浮き上がる切なさや憎しみ、それを包む笑い声。壊れかけたガラクタは今日も店内でそこに来る人々を見つめている。
それでも笑顔は忘れずに、今日もガラクタ屋は賑やかです。

B.st「サイレントサンデー」
「俺達がまた君でセンチメンタルになるまで。踊り続けろダンシングクイーン」
「記憶を失っていく奇病」に侵された人たちが集うホスピスのような施設。
そこでは日夜、馬鹿騒ぎともとれる行動が繰り返されていた。
各々の素性も知らない人たちが「いつか忘れてしまう」事を忘れてしまったかのように
悲哀も感じさせず大声で笑いながら過ごしているのだ。
それはただ単に、思い出の数を増やして病気の進行に戦いを挑んでいるだけだったのかもしれないが。
ある日、病院から見える高台の家の窓辺に綺麗な女の人を見つけた患者達。
その女の人は何を隠そう今現在巷を賑わせているアイドルだった。
周りは男のみの患者達、喜々として彼女を振り向かせようと必死になっていく。
滑稽に、狡猾に、日々涙ぐましくどうしようもなく。
病気の進行は、そんな彼らの気持ちに関係なく進んでいたのだが。
死ぬ訳じゃない、だけどもう多分俺じゃない。
その恐怖は、例えようがない。

C.st「ブラックマスタード」
「俺?ドラえもんですけど?」
そう遠くない未来。マスタード一家は月旅行に向かうシャトルの中にいた。
リストラされた父親、そんな父親に愛想を尽かす母親、なつかない息子、サンタさんがいると信じ込んでいる幼い女の子。
娘はシャトルの中で父親にクリスマスプレゼントはドラえもんが欲しいと言い出す。
困惑する父親にシャトルの従業員は月のジャスコに電池で動くドラえもんが売っていると進言するがシャトルは
幼い娘のいたずらによって方向を変え名もない星に不時着してしまう。
沈痛な面持ちの乗客達と従業員の前に、ドラえもんの顔をした男とのび太のような男がシャトルに乗り込んできた。
この星で働いていたが怪獣に脱出用シャトルを壊され、仕方なくサバイバル生活を送っていたとその男達は言った。
娘はドラえもんが現れたと喜ぶが、周りの人間は信用しない。
明らかにドラえもん姿の男達が信用できなかったからだ。
不時着した星の、シャトルの中という密閉された空間の中で神経を一本一本断ち切るような事件が起こり始める。
ドラえもん達の目的は?マスタード一家の運命は?
果たして家族は個人の集合体なのだろうか。


MCRもご覧の通り、回数だけはご立派な団体でございますので再演でもしようか、
いや、しかし、ただ再演するだけじゃつまらんよな、
という事で特別公演「エキスポ」と題し3演目日替わり公演にしようという事で
「ブラックマスタード」「ガラクタ」「サイレントサンデー」を上演した企画、です。
3演目やる、と言うことは3演目分のキャストが必要だ、ということで
今現在持ちうる繋がりをフル活用、総勢19名で臨みまして、
なおかつ楽日には19名総出の「ガラクタスペシャル」という一夜限りの特別書き下ろし上演、
何故に自分を痛めつけるのかよく分からんプログラム編成でお届けいたしました。

今ではすっかり常連中川君や三瓶君、黒岩さんなどが初参加した作品群であり、
宮本はこの時他団体の人間(外様と呼ばれる原因)でした。
ブラックマスタードとガラクタについては前述していますので、
ここではサイレントサンデーとガラクタスペシャルについて書きます。

サイレントサンデーはドリチョコでやった作品で、
徐々に記憶が消えていく奇病に冒された人達が病院のなかで悲しくも楽しみながら時間を過ごすお話でして。
男しか出てこないむさ苦しい話で、
ちんちんダンスや逆立ち柔道などをしながら
窓の外に見える可愛い女の子に対して自己アピールなどをする悲しい物語、
って、ちんちんダンスはまだ想像できるとしても逆立ち柔道って何だろう。
正直、初演の時は「眠い中適当に台本書いちゃったぜ」みたいな雰囲気が自分ではあって、
それを隠してみんなに稽古とかしてもらうという、
申し訳ないね正直スマンみたいな感じであったのですが、
意外と評判も良く、あ、そう?じゃあもう一回やる?みたいなノリで再演決定したわけですが。
今台本読むと、もうちょっと面白くできたんじゃねえの?って思うんで悔しいところもあるんですけどねえ。

ガラクタスペシャルは、実質二日間で作った芝居でして、
でもこのイベントで最も盛り上がった回になっちゃったりして、
ヒロと「稽古なんて実は二日で充分なんじゃねえか」という勘違いをしそうになったりするほどうまくいきました。
ガラクタ→ガラクタSP→ラヴマシンガンという繋がりもうまく出来て、
いや、これは結構面白いと思いますよ。