History
MCR LABO 02
MCR LABO公演
#2「無情」

下北沢駅前劇場

2007年3月19日(月)~3月21日(水・祝)
3ステージ

▼CAST

ミカ◇黒岩三佳あひるなんちゃら
サクライ(ミカの旦那)◇櫻井智也(MCR)

ワタナベ(医師)◇渡辺裕樹(MCR)
スミタ(看護士)◇住田圭子

ウエダ(ミカの友人)◇上田楓子(MCR)
ダテ(ミカの友人)◇伊達香苗(MCR)

イギタ◇異儀田夏葉

フクイ(泥棒)◇福井喜朗(MCR)
マスモト(泥棒)◇ますもとたくや(スペクタクルガーデン
イサヤマ(泥棒)◇諌山幸治(ブラジル

マエダ(化粧品販売員)◇前田剛(BQMAP
お姉ちゃん(イギタの姉)◇石沢美和(SQUASH
オノ(イギタの恋人)◇小野紀亮(MCR)

▼STAFF
作・演出◇ドリル(MCR)
舞台監督◇小林英雄
照明◇シミズトモヒサ
音響◇高塩顕
撮影◇メリケンサック
制作◇八田雄一朗(MCR)/丸山かおり(MCR)
プロデューサー◇赤沼かがみ(G-up)
企画+製作◇G-up+MCR

▼協力
田口智博(JVCエンタテインメント・ネットワークス株式会社)
熊野陽一郎(有限会社レーベ)
BQMAP / スペクタクルガーデン / あひるなんちゃら / SQUASH / krei inc. / リベルタ
テアトルプラトー (順不同・敬称略)

▼Special Thanx!!!
田辺恵瑠 木戸亜希子 中川加奈子(あひるなんちゃら)
井上絵里加 塩田友克 杉山葉(Quater Note)
伊藤秀華 松井見依子 (順不同・敬称略)

▼STORY

"MCR LABO" 第二弾は
共有する時間軸の中で袖が触れ合う程度にぶつかったり、
ぶつかるべくしてぶつかったりする人々の物語を
断片的に見せる事によって何かが浮かび上がるように
「願います」。
難しい演劇は難しい演劇が好きな人に任せて、
僕は言葉を紡いで
歌謡曲にもパンクにも聞こえるような演劇を推し進めていきたいと
「願います」。
あくまでも「願います」です。
「思います」まで言うと出来なかった時に
出来なかったじゃねえかと怒られそうなので
現時点ではあくまでも「願います」です。
~と「思います」というフレーズは
自信のある事柄に対してのみしか使わない、
そんな、場と空気を読みすぎて
常に後手後手に回る人生を送ってきました。
(悲観はしていない)
そんな僕のある意味軽やかな思想に同調した、
というわけでもない人達と
"MCR LABO" 第二弾やります。
行く先に何が見えるのか分かりませんが、
僕と参加してくれる役者さんとの化学反応が起きて、
結果素晴らしい実験報告がお客様に出来ること、
間違いないと「思います」。


前回から一ヶ月しかたっていないのにもう次のラボ。
どうしたもんか、というのはあったんですが
「好き勝手やるぜ」と決めたラボだったので精神的にはそこまで辛くなかったような気がします、
いや、台本書くのは辛かったけど。
「足下から段々と感覚が麻痺していく奇病に冒されながら世界を閉ざすことを拒否する女」、と
「盲目だが世界を広げるために家に鍵をかけず結果的に全てを閉ざす女」が主人公。
昔の自分では「女の人が主役」のお話なんて書けなかったんじゃないかと思うんですわ、
いや、それはただ単純に「女の気持ちなんか分からん」という所があったのかもしれないし、
それはただ単純に、何て言うか「食わず嫌い」なだけだったのかもしれないけど。
じゃあ、何がどう変わったのかと言えばよく分からん、
そこは正直よく分からないんだけど、語弊を恐れず言えば
「書きたいモノが無くなった」からなのかもしれないなあとか思ったり、もする。
何て言うか、俺は人生をかけてこのテーマを描き続ける!とか、そういうのは無くって、
つまり手塚先生描くブラックジャックに出てくる「ゴ・ギャン」的な思想なんていうのは無いわけですよ、
昔あったのかと言えばあったような無かったような、ですけど。
大きなテーマとして「書きたいモノ」がなくなった以上、
どういったモチベーションを持って作品に取り組むのか、
何を書こうとするのかというのが都度都度の
「ああ、こういうの書いてみようかなあ」
「書けそうだなあ」
「じゃあこれは面白いかもしれないから書きたいなあ」に染まる現在、
逆に手広くなったというか柔軟になったというか、
「女の気持ちなんかよく分からんから女が主人公の話など書けぬ!」ではなく
「女の子が主人公な話書いてみようかな」になったよ、って話を書きたかったんですけど
何かもうよく分からないです。
あ、でもこの時は「抑えつけられたら反発するのは必然だ」みたいなモチベーションがあったので
「すげえ暗い話にしてやれ」みたいな「書きたいモノ」はあったような気がする、
けど、そこで独りよがりになりきれず、
一般的な娯楽としての方向性に寝技持ち込まれちゃいましたになるところ、ありますね、
ありますけどそれはしょうがない。
行間に大事なところを全部隠して表現してやれ、みたいな作り方しようと思ったんですけど、
それをするには稽古日数も意思疎通も足りなかったような気がします。
評判としては非常に良く、目立つところでは17年来の付き合いになる劇団員北島さんが
「MCRって面白いんだネ」とAB型全開の「俯瞰した目線」での発言をするほどの作品でしたが、
なんか、今見るとやっぱりいつもみたいに
「なんか勿体ねえなあ、そこが俺の限界」みたいになっちゃいます。
でも「いつかイジってまたやろうかな」と思えるので、良かったかなとは思います。
そこまでも思わないやつも、まあ、ありますので。