下北沢 ザ・スズナリ
2021年5月12日(水)~16日(日)
全7ステージ
(※5月8日~11日の5ステージは公演中止)
▼CAST
奥田洋平
佐賀モトキ(Straw&Berry)
澤唯(サマカト)
堀靖明
加藤美佐江
田中のり子(シンクロ少女)
三澤さき
寿々木環(ちち不在。)
熊谷嶺
櫻井智也
おがわじゅんや
北島広貴
上田房子
伊達香苗
川島潤哉
▼STAFF
作・演出:櫻井智也
舞台監督:門馬雄太郎
舞台美術: 袴田長武
照明: 久保田つばさ
音響: 葵能人(ノアノオモチャバコ)
撮影:保坂萌
当日制作:松本悠(青春事情)
協力:カルテット・オンライン
空
NPO法人S.A.I
サマカト
シンクロ少女
Straw&Berry
Spacenoid Company
青春事情
ちち不在。
ノアノオモチャバコ
ムシラセ
RYU CONNECTION
レトル(順不同・敬称略)
▼Introduction
新作を書くのは久しぶりな気がします。
それどころか、こんなに書きたいと思う作品は初めてかもしれません。
劇団を旗揚げした際、自分の中から湧き上がる得体のしれない衝動を紙に殴り写したあの時のような、
そんな気持ちでいます。
それは個人的には、とっても幸せな事だと思っています。
櫻井智也
▼Outline
まあまあ仲の良い夫婦に子供ができました。
まあまあ仲の良かった夫婦はそれを機にとても仲良しになりました。
セックスは無くなったけれど、会話はたくさん増えました。
自分が今、確かに幸せだと自覚できる、そんなある日、子供が死んでしまいました。
夫婦の会話は更に増えました、その殆どが、お互いを傷つけ合う言葉になったけれど。
+++
「子供がいなくても上手く回っていた」のに「子供がいなくなった事で上手くいかなくなった」夫婦と、
そんな夫婦の日常を「慈悲や悲哀や無神経を振りかざして」踏み荒らす人々が繰り広げる情景を
愉快な罵詈雑言で綴る、つまりは、どれだけ笑っても、どれだけ泣いても、どれだけ無我夢中になっても、
いつだって甘いミルクのようなあの子の匂いが鼻の奥にこびり付いて離れない暗夜に灯火を失った人たちの
それでもあなたには曙光が射し込むおはなしです。