下北沢 OFF・OFFシアター
2019年12月26日(木)~30日(月)
全7ステージ
▼CAST
櫻井智也
おがわじゅんや
北島広貴
たなか沙織
澤唯(サマカト)
堀靖明
小西耕一(Straw&Berry)
加賀美秀明(青春事情)
園田裕樹
加藤美佐江
伊達香苗
▼STAFF
作・演出:櫻井智也
舞台監督:金安凌平
舞台美術:袴田長武
照明:久保田つばさ
音響:葵能人(ノアノオモチャバコ)
宣伝美術:これでよしお
撮影:保坂萌
制作:MCR
当日運営:松本悠(青春事情)
製作:MCR
協力:イマジネイション
カルテット・オンライン
グリーンメディア
NPO法人S.A.I
サマカト
Straw&Berry
青春事情
ノアノオモチャバコ
ホリエージェンシー
ムシラセ
RYU CONNECTION(順不同・敬称略)
▼Introduction
「お前が自分でどうにかできることが世の中に幾つあるんだよ?」
どうしようもない男が三人、一つの部屋で暮らしています。
それぞれがそれぞれ、腐りきった腐れ縁を、時に愛でつつ、
時に足蹴にしながら毎日を過ごしています。
ある日、三人のうちのバンドをやりたがっている男(賽銭泥棒)が酔っ払ってお地蔵さんをアパートに持ってきます。
お地蔵さんはその男に対して、罰というか特権というか、そういうものを与えます。
そんな、いつの間にか「意識が朦朧としながらも悪態だけは抜け落ちない」人間になってしまった人たちの、
右も左も分かってるけど自分がどこにいるのかは分からなかったりする情景を、愉快な罵詈雑言で綴る、
ありそうで、なさそうで、でも、ここにしかないお話です。
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2008年、2012年に上演した「貧乏が顔に出る。」の改訂を加えた再演になります。
3度目ともなると、なんだか劇団の代表作っぽいですが、全くもってそんな意識はなく、
ただ、なんとなく代わりがきかないと言いますか、
私たちでしか成り立たない演目である、ような、気が、しないでもない、ということで何度も上演している訳です。
ただ、初演から10年経っているということで、初演の設定をそのまま今の自分たちに当てはめると、
これはどうにも、なんでしょう、さすがに痛々しいと言いますか、
はっきり言えば「僕たち自身があの設定を演じるのは今年あたりがギリでラスト」という感じもあるので、
この演目を上演するのは今回で最後ということにしました。
なので、さようなら、2019年、さようなら、貧乏が顔に出る、という感じで、よろしくお願いします。
櫻井智也