History
朝顔の寝顔
MCR第22回本公演
「朝顔の寝顔」

中野ザ・ポケット

2004年5月26日(水)~30日(日)
6ステージ

▼CAST
櫻井智也
江見昭嘉
おがわじゅんや
北島広貴
上田房子
渡部裕樹
小野紀亮
伊達香苗
福井喜朗
中川智明
laila.g.g
宮本拓也bird's-eye view
黒岩三佳
三瓶大介ククルカン
日栄洋祐

▼STAFF
作・演出/ドリル
舞台監督/高木俊介
舞台美術/向井登子
照明/岡野文寛(RYU CONNECTION)
音響/平井隆史(末広寿司)
映像製作協力/上山智之
映像製作・舞台撮影/メリケンサック
イラスト/中野嘉美
衣装/Fuvotion
衣装製作/フクロー冒険団
小道具/マイバック
制作助手/もきゅ@
制作/八田雄一朗(MCR)
企画・製作/MCR

▼Special Thanx!!!
ククルカン bird's-eye view 音光堂 上山智之
星野理絵 さくら(ハグハグ共和国) 小田切久(かわずおとし) 木戸亜希子 榎本千草 岡由佳子
高橋雄二(劇団ピンスパイラル) 簔輪京子 古市三保子(すてき会議) 
岩田雅也(制作集団Quarter Note) 制作集団Quarter Note 内田美雪 ata 松嶋理史 PRODUCE*01
高見沢暁子 山下訓子 ホテル守田 タイムリーオフィス (株)門間組
ヨシロー冒険団 わたなべチャンネル 江見地域センター 杉並区地域センター
ぴあ株式会社 シアターガイド 演劇ぶっく
(順不同・敬称略)

▼STORY

「友達の寝顔」

春に溶け、夏に弾け、秋に黄昏れ、冬に縮む。
普通の人生だ。
君は何をしているだろうか。
どんな人生を過ごしてるだろうか。
もしも普通の人生ならば、いつかどっかの夏にでも、また逢えたらいいなと思うんだ。

小川◇おがわじゅんや/フッキー◇福井喜朗/日栄◇日栄洋祐/川田◇laila.g.g/北島◇北島広貴

「涙と笑いの速度」

恋愛から愛を抜いたら恋になる。
僕から愛を抜いたら何になるだろう。
きっと何も変わらない。
やっぱり君に恋するだけだ。

櫻井◇櫻井智也/カナ◇伊達香苗/小野◇小野紀亮/フッキー◇福井喜朗
江見◇江見昭嘉/三瓶◇三瓶大介(ククルカン)/宮本◇宮本拓也(bird's-eye view)

「水晶」

嘘が見えすぎたら、僕はきっと駄目になるだろう。
本当が見えすぎても、僕はきっと動けなくなるだろう。
それでも僕はいつだって、どっちかを覗こうとするんだ。

中川◇中川智明/渡部◇渡部裕樹/黒岩◇黒岩三佳/上田◇上田房子/フッキー◇福井喜朗


前回のエキスポがMCR史上最高動員を記録したことで、
あ、なんだ、3本オムニバスとかにすればお客さんいっぱい来るんだな、
などと浅はかな思想から(だけではないですが)だったらチョコっと捻って
「友達の寝顔」「涙と笑いの速度」「水晶」というお話を
ひとつにまとめてやっちゃいましょうという3本オムニバス公演です。
この公演から映像にメリケンサックを迎え、
しかも映像を頼んだのが公演三日前という事でそれに応えてくれたメリケンは、
名前だけは怖いですがいい人です。
照明の岡野君が、どうしても舞台美術が気に入らなかったみたいで
「櫻井さん、良いんですか、あれで良いんですか、僕言ってきましょうか、
照明の正解が見えないんですよ、アレで良いんですか、仕方ないですかね、
櫻井さんいい人だから、そうか、僕言ってきても良いですよ」
と禅門答のように僕の横で呟き続けていました、
今でも耳に残っています。
特に岡野君が吐き捨てるように呟いた
「僕買ってきますよ」
は、何を買ってくるつもりだったのかという謎と相まって今でも脳味噌から剥がれません。
普通にオムニバスやってもつまんないかな、と言うことで各話の間に
短い「日替わり寸劇」を挟み込み各話を膨らませる演出、
というか構成にしたんですが「日替わり」なだけにそこに当て込まれる役者からは
「ハッキリ言って迷惑だ」みたいな空気をバシバシ飛ばされました。
「友達の寝顔」と「涙と笑いの速度」は純然たるコメディですが、
「水晶」という話は当時僕が持っていた思想や方法論を細かく折り込んだ作品であったので
稽古中から結構気を遣いながら作り上げていました。
こう書くと「水晶」以外の二つの話はどうでもよかったみたいに思われるかも知れませんが
そんなこたぁないですよ、水晶に出てない役者からは
「あいつら演劇してるぜ、良いなあ」などという声も聞こえてきたような気もしますが、
きっと隣の芝生は青いみたいな感じだったんじゃないでしょうか、
今となってはどうだったか忘れましたけど。
で、水晶の終わり方が「とにかく綺麗に」という感じだったので
終演後のカーテンコールがどうしても邪魔で邪魔で仕方なく思えて、
カーテンコール無しにしました。
そうしたら色んな人にたくさん怒られました、
そんなに怒らなくても良いじゃないかと思うぐらい怒られたりしましたが、
それ以上に怒り返した記憶があるので総括すると
「俺が怒ることはなかった」という感想に行き着きます。
なんか、こういう短編が溜まってきたのでいつか「短編集」みたいなやつを上演できたら良いなあと思います。
相当書き直さなくちゃいけないと思うと途端に腰が重くなりますけど。